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白梅庵インタビューFile09:ヤギヌマメイ

気になるアーティストを白梅庵が直接取材!ここでしか聞けない深掘り情報や制作秘話も!?

1ヶ月に1組をピックアップし、普段は聞けないアーティストの秘話を白梅庵が突撃インタビュー!
第9回目の今回は、7/9にclub MERCURYでワンマンライブを行う「ヤギヌマメイ」
東京を拠点に活動する彼女のワンマン「今夜、ヤギヌマメイ vol.4」、そしてヤギヌマメイというアーティストについて詳しく聞いてきた

Q.7/9㈰開催「今夜、ヤギヌマメイ vol.4」についてお聞きします!

ーー 今回のイベントって、すごく遊び心がある特徴的なイベントだなという印象(受付で「ヤギヌマメイの顔がタイプ」と言えば入場無料になり、「タイプじゃない」と言うとチケット代が発生)なのですが、このイベントをしようと思ったキッカケを教えてください!

ヤギヌマメイ(以下ヤギヌマ):普段から遠征に沢山行ってライブをしているんですが、対バンライブって基本的に持ち時間が15分から20分とかで、そうなるとセットリストがどうしても定番化してしまうんです。せっかくオリジナル曲がいっぱいあるのに聴いてもらえる機会が無いなーと。
大阪でワンマンライブをやりたいと思った際に「大阪は拠点じゃないから無銭ライブをしよう」「ただの無銭ライブじゃつまらないから、お金を払って見るという選択肢も欲しい」というのが出てきて、『あ、じゃあ私の顔がタイプかタイプじゃないか聞いてタイプの人は無料、タイプじゃないと言った人はチケット代が発生するイベントを作ろう』と思いつきました。

ーー 第1回をやった時は実際どうでしたか?

ヤギヌマ:顔がタイプだと伝えたら無料なので、皆タイプだって言って入るかな?と思ってたら、結構タイプじゃないって言ってチケット代を払って入場してくれた方がいてびっくりしました(笑)
回を重ねるごとにチケット代を1000円ずつ上げていってるんですけど、3回目になるとほとんどのお客さんが顔がタイプだって言って無料で入ってきてくれました!

無料で入るかチケット代を払うかのボーダーラインは3000円みたいです(笑)

ーー じゃあ今回の第4回はパーフェクト狙えるかもですね!

ヤギヌマ:そうですね!
今のところちょっと怪しいですけど、もしかしたらパーフェクトいくかもしれない!

ーー 全員タイプのパーフェクトが出たら何かあるんですか?

ヤギヌマ:はっきりこれとはまだないんですが、なんかやりたいなとは思ってます!!

Q.今回のワンマンライブだけじゃなくて、他にも面白いイベント『早起きミニワンマン』『おっぱい天下一武道会』etc…が沢山ありますが、これらはヤギヌマさん発案なんですか?

ヤギヌマ:早起きは、元々月一東京でやってる「ぬぬぬフェス」っていう私の会社の主催ライブがあったんですが、演者さんを集めるのに一時期苦戦して時間を短くしようかと思ったんです。
けど、それも勿体無いなとなって、朝の時間を使ってミニワンマンできないかなと思ったのがキッカケです。
最初は土日の自分の主催の前にミニワンマンをやってたんですけど、遠征とかが続いて3ヶ月間ミニワンマンができなくて。
どこかできるとこ無いかなって探してると、たまたま平日の早朝に貸してくださるライブハウスさんがあったので、お客さんのお仕事前の6時代にやる事になりました。笑

なのでこれは私発案ですね。

『おっぱい天下一武道会』は、元々Twitter上での乳の大きさ論争のやり取りに、津崎真希さんが「大丈夫?おっぱい揉む?」ってすごい煽りマウントのツイートをしてきて(笑)
そこから【力を合わせて爆乳を倒そう】となり、イベントができました。

最初は30人入ればいっぱいなライブハウスから始めたんですが、世の中のサラリーマンは凄いストレスを抱えてるのか平日の17時代から長蛇の列を作って「おっぱい!おっぱい!」と”おっぱいコール”が巻き起こって、初回のエンディングでは、お客さんが主催2人に表彰状をくれました(笑)

これは定期開催したらお祭り騒ぎが出来るなとなって、一年に一回、夏の大イベントとして、現在は女子プロレスのアイスリボンさんの道場をお借りして、ガチのプロレスリングで開催しています。

ーー 私の中のヤギヌマさんの印象って、トランポリン出してきたり、ブランコ乗ってみたりとユーモラスなイメージなんですよね。

ヤギヌマ:あーー、多分見てくださる所が大阪だからですかね!

ーー えっ!普段からそういうわけじゃないんですか?!

ヤギヌマ:そうです!
東京ではトランポリンもブランコもしてなくて、普通に歌って踊ってます!
大阪はライブハウスがそういう事しても良いよって言ってくれるので(笑)

ーー そうだったんですね!東京大阪以外の他の地域ではどうですか?

ヤギヌマ:徳島県に行ったときに野外ライブに出させてもらったんです。
その時は一般の人も楽しんでもらえるセットリストにしてて、これはYouTubeにも載せてるんですが、「とっとこハム太郎」を流して、そこにいるお客さんの背中を渡ってすだち唐揚げを買いに行くっていうのをやりましたね。

その時に会ったお客さんが別のライブに来てくれたりしてるのでやって良かったなと思ってます。
でもあとはほんと真面目にライブをしています(笑)

活動しだした初期はそういうちょっと変わったライブしかしてなかったんですが、コロナ禍に入った頃にフロアの人に物を渡したり、マイクを向けたりっていう絡みが出来なくなって、ステージ上でライブを完結しなきゃいけない、私はそれが出来てないと思うようになったんです。
そこからオリジナル曲に振り付けをつけたりして《魅せる》事を意識をしました。
なので東京ではそのスタイルが多くて、でもやっぱりちょっと変わった事もしたいから、許される大阪とかで前のスタンスのライブをしています。

Q.オリジナル曲についてもお聞かせください!作詞作曲はどれくらいされるんですか?

ヤギヌマ:作詞は半分くらいで、作曲は2曲のみでほぼしていません。
半年に1回開催されるM3というイベントでは、唯一、自分で作曲した楽曲を、普段お世話になっている大鹿大輝さんに編曲をお願いしてCD販売しています。

作曲は「やった事ないけど、もしかしたら得意かもしれないからやってみよう」と思いやってみたんですけど、なんかやばすぎてみんなに「呪いの曲」って言われてます(笑)
気になる方は是非YouTubeを見てください

ストックだけは46曲あるんですけどね(笑)

作詞は節目のワンマンのときに出す新曲で書いてます。
自分の思ってる事、あった出来事で作ってます。

ーー 実体験を元に書かれてるんですね!

ヤギヌマ:そうですね。
この前出した「ネコとかすみ草」はワンマンが物語形式だったので、私の話では無いんですが、表題曲の「ネコとかすみ草」の作詞は私が書いてます。

“ネコ”根岸久美子と”かすみ草”高住壮一、クリスマスに偶然出会った二人の一年間の物語を”ネコとかすみ草”の関係に例えて曲で紡ぐ物語形式のアルバム。
春、夏、秋、冬、表題曲の5曲入り。

Q.ヤギヌマさんの『強み』ってご自身で何だと思いますか?

ヤギヌマ:強み…何ですかね…
「発想力」と「行動力」ですかね。
生誕とかでお客さんからもらうメッセージカードにいつもそういう風なことを書いていただいてるのできっとこの2つなんだと思います。

Q.ヤギヌマさんが活動する上で大事にしてることってありますか?

ヤギヌマ:『元気』ですね。
それにつきます!

ーー シンプル!

ヤギヌマ:Twitterとか配信とかそういった媒体であんまりマイナスなことを言わないようにしてます。
『ヤギヌマメイ』と『そのお客さん』の関係性って「ヤギヌマさんはいつも元気。僕は元気をもらいにライブにいく」といったものだと思うんです。

なので、元気である事は大事にしています!

Q.今後の展望を教えて下さい。

ヤギヌマ:渋谷O-EASTっていうキャパシティ1300人規模ライブハウスがあるんですけど、そこでワンマンがやりたいとはずっと思ってます。

系列店のライブハウスでワンマンを半年に1回のしてたんですけど、今の自分のこの状態のままそのペースで急いでワンマンをやり続けてもO-EASTは埋まらないなと思ったので、SNSだったりミニワンマンを増やして、私を見てくれる人、知ってくれている人を増やすように活動しています。

『ここだな』ってタイミングが来たら、まだその系列店でまずは動員100人、そして200人、300人…と増やして、いつかはO-EASTに。と思ってます。

事務所に所属していないセルフプロデュースのソロアイドルで渋谷O-EASTでワンマンライブをした人って少ないと思うんです。
私は才能型というか根性型なので、どうしたら目標の渋谷O-EASTをお客さんでいっぱいに出来るか考えてます。

Q.最後に読者へメッセージをお願いします。

ヤギヌマ:SNSだけだと金髪だし、ピアスも空いてるし、顔の系統も可愛い系では無いのでパッと見怖そうだと思うんです。
今きてくれているお客さんにも「最初はとっつきづらかった」と言われるんですが、一旦輪に入ればそんな事は無いとわかってもらえるはずなので、一旦その輪に片足だけでも突っ込んでみませんか??
沢山ライブもしてますので、気になった方は是非見に来て欲しいです!

ーー ありがとうございました!

私は関西在住なこともあり、『ヤギヌマメイ』と言えばチャキチャキと元気でユーモラス。
素敵な曲も多く、いつも周りを巻き込んでライブをする。というイメージだった。
今回インタビューをさせていただけて初めて見えたアーティスト『ヤギヌマメイ』という部分がそのイメージを裏付け、深く納得し、且つ、より『ヤギヌマメイ』を好きになった。
「挑戦」することをやめずアグレッシブに活動をする彼女の今後に注目していただきたい。

ヤギヌマメイ

” 醒めない夢を、君に贈るよ “
✬㍿ぬぬぬ 代表取締役 #ぬぬぬフェス #ヤギ路上
✬オリジナル曲38曲✬音楽配信サイトにて14曲配信中
✬JOYSOUNDで17曲歌えます
✬渋谷O-EASTでワンマンライブ をするぞの精神。野外フェス出たい。

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